基本情報技術者試験の時間配分と配点についての考察
基本情報技術者試験の午後問題について、自分の結果をもとに考察してみたいと思います。
選択分野
平成30年度秋期の問2-7の分野は以下の通りです。
わたしは〇のついている分野を選択しました。
ちなみに数学が苦手なド文系脳です。
解答内容
わたしの解答内容は以下の通りです。
お恥ずかしいのですが、得意としていたデータベースが1問しか合っておらず、アルゴリズムと表計算マクロが壊滅的な出来でした。
その代わり、問1と問5に関しては奇跡的に満点を取ることができました。
自己採点の結果
iTEC以外は自分で手計算したので間違っていたら申し訳ありません・・・。
この結果を見てわたしは「あ、落ちたな」と思いました。
ところが、フタをあけてびっくり。
以下の結果です。
成績照会
最終的には自己採点を約5点ほど上回る結果をいただけました。
今年はデータベースが難化のため(というかOUTER JOINやらCASE文やら新傾向問題がでたため)下駄を履かせていただいたとしか思えません・・・。
時間配分
時間配分はこのようにして解きました。
本番では予想外の出来事だらけですので、必ず時間通りに解けるといった保証はありません。
「絶対にこれでなければならない」といったことはないので気楽に考えて大丈夫だと思います。
大まかに決めておいて、当日微調整しましょう。
ここで一番重要なのは、
「必ず時間内にすべての問題を解ききること」
だと思います。
時間内に終わりさえすれば、正直どんな配分だっていいのです。
ただし、わたしは2つの決め事をしていました。
一つ目は、どんなに問題が難しくて手こずったとしても、
30分予定の問題は45分がリミット、15分予定の問題は20分リミットと考えて問題を終わらせること。
2つ目は、
解き終わった後の問題のことは考えずに前だけを向く
ということです。
どんなにパニクッてもこの2つは守るようにしていました。
なぜかというと、小問の最後の問題で手こずったとして、
万が一その問題が難問中の難問だった場合のリスクを考えたからです。
そこで止まってしまうと以下の恐れがあります。
それは、
その問題にいくら時間をかけたところでわからないものはわからないため不正解になってしまう恐れがあるということ。
そしてそのあとに控えている簡単ですぐに解けるかもしれない問題さえも落としてしまう恐れがあるということです。
これらの恐れを避けるために、自分でリミットの時間を定めておくことは大事だと思いました。
解く順番について
様々なサイトであれがいいこれがいいと言われているかと思いますが、解く順番に関しては過去問を解いてるなかで自分で定めたほうがいいです。
わたしは
最初に必須問題のセキュリティ(15分)
↓
↓
そのほかを順番に解く(1時間)
の順番で解きました。
ちなみに、勉強中、全問題を通して(2時間半かけて)解くことはとくにしませんでした。疲れるのは当日だけでいっぱいいっぱいですので・・・。
各問題を自分で決めた時間通りに解ける訓練をしておけば大丈夫だと思います。
自己採点と結果を比べて思ったこと
難しいと思う問題はみんな同じ
今回受験してみて思ったことは、難しいと思っていた問題はみんな難しく感じているということです。
先述の通り、得意分野であるデータベースは新傾向の問題が出たため、1問しか正解できませんでした。
OUTER JOIN、CASE文など・・・
少なくともわたしが解いた過去問の中では出会うことがなかった問題です。
それでも普段データベースに触れる機会があることから、自信をもって解答しましたが、解いている最中は気が気じゃなかったです。
「え!?こんなの見たことない問題だぞ・・・どうしようどうしようどうしよう」
と、焦っていても時間は刻一刻と終わりに近づいていきます。
最終的には「えいっ」と15分という時間内に無理やり解き終わることに専念しました。
結果は1/4問正解という悲惨な結果でしたが、何よりも最優先は「時間内に終わらせること」だと思っており、ほかの問題で取り返しがついてよかったです。
試験後に見た掲示板では、やはり、自分と同じようにデータベースが撃沈だった人が大多数でした。
不安なのはみんな同じです。
過去問をある程度こなした方であれば自信をもって解答してください。
自己採点はあくまでも自己採点
そして自己採点から約5点跳ね上がっての合格という結果を振り返って、自己採点はあくまでも自己採点なのだということがわかりました。
落ちたと思って合格された方はいますし、受かったと思ったのにマークミスが原因で不合格の方もいます。
これは過去問を解いている段階でも同じことは言えます。
勉強する手を止めない限り、当日まで点数は伸び続けます。
直前で合格点に満たなくて自信をなくしそうな方。
たまたまその年は難化した年だったのかもしれません。
次に同じ問題を解くときに解けるようになっていれば大丈夫です。
これから受験予定の方々、自分を信じてがんばってください。